手作りの幸せを
移住者インタビュー

「手作りの幸せを」

鹿児島県の奄美群島から登別市へ移住し手づくりの雑貨店を営む安藤澄美さん。地元の人の協力を得て、新しいビジネスチャンスをつかみ始めています。

  
鹿児島県よりJターン移住
安藤 澄美さん

父母を想い、南の島から。

手作りの幸せを
奄美群島の南西部に位置する沖永良部島で、地元でとれる夜光貝等を細工したアクセサリーを製作・販売する店を営んでいた安藤澄美さん、貴一さんご夫婦。二人には共通の悩みがありました。出身はともに札幌市で、二人の両親は今も札幌で暮らしますが、「父や母に会えるのは2年に一度ぐらいでしたね。店の営業もあるので、わずか数日でトンボ返りの状況でした」と澄美さんは帰省の大変さを思い出しながら語ってくれました。

両親が元気なうちから北海道へ戻り、しっかりと親孝行をしたいとの気持ちが強くなったと言います。貴一さんと綿密な調査をし、道内の観光地の中から登別市を選びました。年間に約400万人もの観光客が訪れる登別にビジネスチャンスがあると二人は確信したのです。また、札幌まで車でわずか2時間の距離なので、いつでも両親のもとを訪れることができます。

数千キロも離れた南の島から移住の準備をするのは容易ではありません。まず、澄美さんが単身で登別温泉街を訪れ店舗を探しました。不動産会社には物件情報がなく、温泉街で空き店舗がないか聞いて歩きました。地元の人たちが澄美さんの熱心な姿を見てサポートしてくれたのです。「物件探しから大家さんとの交渉まで助けていただき本当に感謝しています」。住まいは市役所の移住相談窓口から情報を得て一軒家を借りることにしました。
手作りの幸せを
手作りの幸せを

手づくりの“自分らしさ”を求めて

「既製品は一切ありません」と胸を張る安藤さん。店内には手づくりにこだわった多彩な商品が並んでいます。「当初は奄美の店と同じ南国イメージのアクセサリーを置いていたのですが、北海道ではミスマッチでした」。登別市内や近隣のまちのハンドメイドグループに協力してもらい、澄美さんの感性でとらえた北海道らしい商品開発を始めたのです。現在では“地元のかわいい雑貨屋さん”として温泉街の人から観光客の方々へPRしてもらえるほどになりました。

「奄美から数歩進んで、ビジネスができるようになりました」と語る安藤さん。登別暮らしから僅か一年ほどで一軒家を購入した安藤さんご夫婦。楽しみは庭に時折訪れる鹿の姿を見ることです。ハンドメイドにこだわる彼女の手から生み出されたのは、個性あふれる雑貨とご主人や両親との健やかな暮らしです。
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